パルスフィールドアブレーション(PAF)導入に伴い、横隔刺激、体動、咳嗽を予防する目的で筋弛緩薬を使用する施設が増加しています。
 筋弛緩薬は、適切な管理のもとで使用されるべき薬剤であり、その特性に十分な理解が求められます。当学会として筋弛緩薬の使用を推奨するものではありませんが、術中麻酔に際して筋弛緩薬を使用する場合は、薬剤の特性を十分に理解し、薬剤の添付文書に従って使用してください。また、各施設の安全管理部門の承認を得るとともに、麻酔科との連携を確保してください。さらに、安全対策を徹底したうえで、その内容を手順書・マニュアル等に記録し、各施設のルールを順守することを強く推奨します。

日本不整脈心電学会
カテーテルアブレーション委員会 委員長 井上耕一
同 術中鎮静検討部会 部会長 宮内靖史
理事長 夛田 浩