日本不整脈心電学会

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学会認定不整脈専門医認定に関するFAQ

学会認定不整脈専門医の受験申請に必要な専門医資格について

日本循環器学会循環器専門医に準ずる専門医資格とは、具体的にはどのような資格ですか?
外科系の資格として心臓血管外科専門医、小児科系の資格として小児循環器専門医の取得者は不整脈専門医の申請資格を有します。外科系で心臓血管外科専門医を取得していない場合でも、日本胸部外科学会認定医であれば申請資格と認めます。 上記以外の専門医資格(総合内科専門医、集中治療専門医、脈管専門医など)は対象外です。
日本循環器学会循環器専門医を更新する単位が不足し、現在特別措置期間中ですが、学会認定不整脈専門医の受験申請をすることができますか?
学会認定不整脈専門医の受験申請は、日本循環器学会循環器専門医またはこれに準ずる資格の有効期間内に行わなければなりません。従って、循環器専門医更新特別措置期間の場合は受験申請ができません。更新が終了し新たな有効期間が設定されてから申請してください。
どのような専門医資格をどれだけの期間持っていれば、本年度の受験資格がありますか? (2013年3月22日修正)
受験する年の4月1日時点で循環器専門医または小児循環器専門医、心臓血管外科専門医、日本胸部外科学会認定医として認定されていれば受験資格があります。期間の定めはありません。
また、研修医時代も含めて合計5年間、認定研修施設における修練期間が必要ですが、この期間中の専門医資格の有無は問いません。

学会在籍期間について

学会入会年度を忘れましたが、どこに問い合わせればよいですか?
日本不整脈学心電学会事務局に、現在の会員番号と所属を明記した書面(E-mail、Faxまたは郵送)にてお問い合わせください。回答は原則的にE-mailに返信いたします。電話でのお問い合わせには応じておりません。
日本不整脈心電学会の在籍期間は前身の日本不整脈学会、日本心電学会および心臓ペーシング学会から通算されるのですか?
日本不整脈心電学会の在籍期間には、本学会の前身である日本不整脈学会、日本心電学会、日本心臓ペーシング学会、日本心臓ペーシング電気生理学会が含まれます。
学会在籍期間は入会した月を基準として算定するのですか?
学会在籍期間は入会した年度で算定します。入会年度が同じであれば、4月入会でも9月入会でも在籍期間は変わりません。
受験年度は在籍期間に含まれますか?
受験までに当該年度の学会費納入が完了している場合、受付期間の年度までを在籍期間と算定します。
留学で休会していた期間があったと思うのですが、学会在籍期間に含めることができますか?
留学期間は、学会在籍期間に含めます。この場合留学先期間の在籍証明証が必要になります。
学会在籍期間の算定方法について具体的に教えて下さい。
日本不整脈心電学会に在籍している実年数を算定します。その内、日本不整脈学会と日本心電学会の両方に在籍している期間もその実年数とし、2倍として算定することはありません。

申請における学会発表について

学会発表は、日本不整脈心電学会学術大会または日本不整脈学会学術大会、日本心電学会学術集会で発表した演題に限られるのですか?(2013年3月22日修正)
不整脈診療に関する学会発表であれば、日本内科学会総会・講演会、日本循環器学会学術集会、日本胸部外科学会学術集会など、どの学会で発表されたものでも提出可能です。内科地方会、循環器地方会、小児科地方会、外科地方会などで発表した演題も認めます。また、海外の学会での発表も認められます。
カテーテルアブレーション委員会公開研究会や植込みデバイス関連大会での発表も認められますか?(2021年11月1日修正)
日本不整脈心電学会が主催する学術集会(カテーテルアブレーション委員会公開研究会、植込みデバイス関連大会、心電学関連大会)における発表も認めます。
日本不整脈心電学会地方会での発表は認められますか?(2021年11月1日追加)
認められます。
臨床心臓電気生理研究会などの研究会での発表は認められますか?(2021年11月1日修正)
臨床心臓電気生理研究会、臨床不整脈研究会、心臓性急死研究会、特発性心室細動研究会、ホルター・ノンインベンシブ心電学研究会については、歴史があり、原著形式で記録集も作成されていますので、学会発表と同等と認めます。
上記以外の研究会は認められません。
学会発表は症例報告でも良いのですか?
症例報告も認めます。
学会発表については抄録の添付が必要ですか?(2015年2月10日修正)
学会誌に掲載された抄録、学術集会のプログラムのコピーなど、学会発表を証明する書類を添付して下さい。発表した学術集会名、年度、演題名、演者名が明記されている必要があります。抄録集、プログラムのコピーには、学術集会名と年度が分るように表紙等のコピーを添付して下さい。
抄録集を廃棄してしまったため、学会発表を証明する書類を添付することができませんが?
日本不整脈心電学会主催の学術集会で発表された演題については、会員ページ(ログイン画面はこちら)にログインして、「プログラム・抄録集」のボタンからダウンロードが可能です。
まずは、ご自身でこの方法で検索し、入手してください。
会員ページに掲載されていない抄録集につきましては、発表年、演題名および発表者を記載して書面(E- mail、Faxまたは郵送)にて学会事務局までお問い合わせください。抄録をPDFファイルでE-mailに添付し、返信いたします。電話でのご依頼には応じておりません。
インターネットの文献検索サイト等で検索した、自身の学会発表の演題名や抄録を、発表の証明として添付することは認められますか?
認めます。
学会発表は筆頭演者でなければ認められませんか?(2013年3月22日修正)
筆頭演者であることが原則ですが、例えば後進の指導研究を行った2nd authorは1演題につき0.5演題として認められます。筆頭または2nd以外の演者の場合は認められません。
認定研修施設以外からの発表は認められますか?(2013年3月22日修正)
認められます。
同じ演題名、内容でも異なる学術集会で発表したものは別々にカウントされますか?(2015年2月10日追加)
カウントされません。資格認定委員会の審議を経て、同一内容の複数演題をまとめて1点とカウントされることがあります。
申請時点で採択されていれば、未発表でも認められますか?(2015年2月10日追加)
認められます。ただし、学術集会名、年度、演題名、演者名が明記され、申請受付締切日までに採択されていることを証明する書類を添付して下さい。

原著論文について

原著論文はPeer review誌に掲載された論文であることが必要ですか?(2013年3月22日修正)
英文誌・和文誌を問わず原則として査読審査のあるPeer-Review Journalに掲載されたものである必要があります。
原著形式の研究会記録集(臨床不整脈研究会など)に掲載された論文でもよいですか?症例報告でもかまいませんか?(2013年3月22日修正)
臨床不整脈に関する内容で、原著としての体裁が整って掲載された論文については可とします。症例報告でもかまいません。ただし、Peer-Reviewされた論文に限ります。
論文も、筆頭著者で、認定研修施設からの発表でなければ認められませんか?(2012年5月8日追加)
論文に関しては、筆頭著者である必要はありません。また、認定研修施設からの発表でなくても問題ありません。

診療経験について

診療実績や症例サマリーは、規定の書式がありますか?
診療実績や症例サマリーの書式(申請書類 様式2A~2H)は、学会HPの不整脈専門医認定制度HPからダウンロードできます。
サマリー提出症例は診療実績表(症例リスト)のどこに記載すべきですか?患者番号は一致している必要がありますか?
診療実績表(A,C,E,G)の1頁目にサマリー(B,D,F,H)提出症例を記載して下さい。また、診療実績表の患者番号1の症例が、サマリーの患者番号1になるように(以下同様に患者番号が一致するように)して下さい。
不整脈薬物治療は、1種類の薬物(たとえばpilsicainideのみ)の経験症例を規定例数(20症例または50症例)まとめても良いのですか?(2013年3月22日修正)
複数の薬物療法の経験が望ましいのですが、薬物の種類に規定は設けません。1種類からでも可とします。 ただし、抗凝固療法単独例は認めません。
不整脈薬物治療は、治験の症例を含めても良いですか?
開発治験症例は除外して下さい。医師主導型の臨床試験における経験症例は可です。
カテーテルアブレーション、植込み型デバイス治療や外科治療は、現在の所属施設ではない、以前の経験も含まれますか?
認定研修施設における研修期間内の経験であれば、構いません。
カテーテルアブレーション、植込み型デバイス治療や外科治療は、助手としての経験も含まれますか?
助手としての経験も含まれます。
助手としての経験であれば、症例サマリーが他の申請者と重複する可能性がありますが、問題ありませんか?
申請に用いる症例が他の申請者と重複しても構いませんが、症例サマリーは申請者自身が記載する必要があります。他の申請者の症例サマリーの複写は厳禁とします。
学会に入会する前の症例を含めていいですか?
研修期間内に認定研修施設において経験した症例であれば、構いません。
診療実績表の「不整脈診断」「合併疾患」の記載例を教えて下さい。(2013年3月22日修正)
例えば「不整脈診断:持続性心室性頻拍」「合併疾患:陳旧性心筋梗塞、Ⅱ型糖尿病、高脂血症」のように記載して下さい。
サマリーの「考察」には、引用文献を用いるなどのきまりはありますか?(2012年5月8日追加)
考察は常識の範囲で自由に書いていただいて結構です。引用文献の有無は自由裁量です。
不整脈薬物治療サマリーの「抗不整脈薬とその効果」にはすべての使用薬物の記載が必要でしょうか?静注薬は使用薬物に含まれますか?(2013年3月22日修正)
抗不整脈薬以外の記載は必要ありません。使用薬物が多岐にわたる場合は、 主たる抗不整脈薬とその薬効のみで結構です。入院中は静注薬の記載もお願いします。
また、薬物は一般名表記です。
「その効果」には、効果の有無を記載頂ければ結構で、付記は自由裁量です。
カテーテルアブレーションサマリーの「アブレーションの経過」「アブレーションの結果」の記載例を教えて下さい。(2012年5月8日追加)
以下のように簡単に記載して下さい。

「アブレーションの経過」
(例1)房室リエントリー性頻拍を伴う左側副伝導路に対し、経大動脈逆行性アプローチ法でアブレーションカテーテルを左室内に挿入。僧帽弁下より1度の高周波通電で副伝導路離断に成功した。
(例2)非通常型房室結節リエントリー性頻拍に対し、心室ペーシング下に遅伝導路逆向性伝導中の心房最早期興奮部位を検索し、同部位で高周波通電。1度の通電で遅伝導路離断に成功し、同頻拍は誘発不能になった。アブレーション後の誘発検査にて心房頻拍が誘発され、この頻拍に対してもアブレーション治療を試みた。右房内をマッピングし、最早期興奮部位に5回通電したが頻拍の停止は得られず、アブレーション治療を断念した。
「アブレーションの結果」
(例1)左側副伝導路の完全離断に成功
(例2)非通常型房室結節リエントリー性頻拍に対しては房室結節遅伝導路の完全離断に成功。心房頻拍に対しては不成功。
どの施設で経験した症例でも診療実績表に記載できますか?(2015年2月10日追加)
認定研修施設における研修期間内に経験されたものしか記載できません。したがって、施行日や手術日は研修修了証明書(申請書類 様式4)で証明された研修期間内である必要があります。

認定研修施設における研修期間について

現在の所属は学会認定不整脈専門医研修施設ではありませんが、過去に学会認定不整脈専門医認定施設で研修していれば受験資格はありますか?(2014年4月21日修正)
研修医時代も含めて合計5年間、学会認定不整脈専門医研修施設において条件を満たす研修をしていれば受験資格としてみなされます。また、この場合の学会認定不整脈専門医研修施設とは、現在日本不整脈心電学会が認定している研修施設、または、過去に両学会が認定していた研修施設(ただし、研修歴が受験資格とみなされるのは研修施設認定終了日までの期間です)を指します。
研修期間が途切れてしまっています。合計すると規定の研修年数に達するのですが、受験できますか?(2013年3月22日修正)
できます。ただし、研修年数を合計するすべての研修施設から 不整脈専門医研修施設 研修修了証明書(申請書類 様式4)に担当科責任者(主任教授、循環器内科部長、心臓血管外科部長など)もしくは施設長の署名、捺印をもらって提出して下さい(詳しくはFAQ「願書作成について」をご参照ください)。
自分が勤務している病院が学会認定不整脈専門医研修施設かを調べるにはどうしたらよいですか?(2014年4月21日修正)
HPから「学会認定不整脈専門医研修施設一覧」および「過去の研修施設」を参照して下さい。
学会認定不整脈認定制度規則 第2章 第5条 4) 「別に定める検査、治療経験を有しており、これを証明する書類を研修機関の長が提出すること」とありますが、「これを証明する書類」とは研修施設における在籍証明書のことですか?
研修施設に在籍したことを証明する不整脈専門医研修施設 研修修了証明書(申請書類 様式4)です。担当科責任者(主任教授、循環器内科部長、心臓血管外科部長など)もしくは施設長の署名、捺印が必要です。
研修施設への出向、非常勤などの期間は修練期間に含まれますか?(2012年5月8日追加)
原則として、研修施設への出向でも、非常勤の立場であれば修練期間には含まれません。
非研修施設へ出向しても、その間常勤施設として研修施設に籍を置いていれば修練期間に含まれます。
研修期間は学会在籍期間のように年度で算定されますか?(2012年5月8日追加)
研修期間は実質の長さで算定されます。
認定更新されなかった研修施設での研修歴は、受験資格として認められないのですか?(2014年4月21日追加)
認定更新されなかった「過去の研修施設」の場合は、過去から研修施設認定終了日までの研修歴のみが受験資格として認められます。HPの「過去の研修施設」で研修歴が受験資格として認められる期間をご確認ください。
海外施設での研修歴は、受験資格として認められますか?(2015年2月10日追加)
所定の海外研修証明書(施設長または関連部門長のサインが必要です)を提出し、不整脈専門医認定制度委員会で検討の後、理事会の承認を経て認められます。詳細は、お早目にoffice5@jhrs.or.jpへメールでお問い合わせ下さい。

願書作成について

願書に記載する医師免許取得年月日は医籍に登録された年月日でしょうか?
はい。医師免許証に記載されているその年月日です。
所属が異動になるので、現住所、現勤務先は、試験受験時には異なってしまいますが、どのように書けば良いのでしょうか?
現時点での自宅住所と勤務先名、住所を記載して頂ければ結構です。
記載している時にうっかり字を書き間違えてしまいました。訂正はどのようにしたらいいですか?(2021年11月1日修正)
手書きの申請書類は受付できません。訂正してプリントアウトしてください。
提出する写真は、白黒でもカラーでもいいのでしょうか?
カラー写真で、タテ3.0㎝×ヨコ2.4㎝のものを2枚提出してください。
現在休職中(産休など)なのですが、現勤務先はどのように記載すればいいでしょうか?
「現在休職(産休)中」と記載して下さい。ただし、学会休会期間(会費を支払っていない年度)中は受験することはできません。
研修施設よりの推薦状(申請書類 様式5)は誰からもらえばよいですか?
担当科責任者(主任教授、循環器内科部長、心臓血管外科部長など)もしくは施設長です。
研修修了証明書には卒後の経歴をすべて記載するのでしょうか?(2013年3月22日修正)
経歴すべてではなく、認定研修施設での5年以上の研修歴について記載して下さい。 複数の研修施設の研修歴を合計して5年以上になる場合は、それぞれの研修施設の施設長(病院長)か関連部門長(主任教授、科長または部長)の署名と捺印をもらって提出して下さい。
研修した施設が複数である場合、それぞれについて研修修了証明書や推薦状が必要ですか?(2015年2月10日修正)
複数の研修施設の研修歴を合計して5年以上になる場合は、すべての研修施設について研修修了証明書(施設長か関連部門長の署名・捺印が必要です)を提出して下さい。
1施設の研修歴で5年以上の場合は、その施設の研修修了証明書のみで結構です。
ただし、診療実績表に記載された症例を経験した期間の研修修了証明書は必ず提出して下さい。
また、推薦状は1通で結構です。主に研修された認定研修施設の施設長か関連部門長に依頼して下さい。
現在勤務している施設が認定研修施設でない場合、研修修了証明書や推薦状のサインは誰に依頼すればよいですか?(2013年3月22日修正)
研修修了証明書は研修した各認定研修施設の施設長(病院長)か関連部門長(主任教授、科長または部長)に、推薦状は1通ですので、主に研修された認定研修施設の施設長か関連部門長に依頼して下さい。
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