ご挨拶

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 この度、第10回日本不整脈心電学会植込みデバイス関連冬季大会の会長を務めさせていただきます、横浜市立大学附属病院循環器内科の石川利之と申します。文明開化の地である横浜で、記念すべき第10回大会を開催できることを嬉しく思います。

 すでに完成したかのように思えた植込み型心臓デバイスの進歩は止まることを知らず、新たなテクノロジーが次から次へと開発されています。デバイス治療の分野の活気の源となる新技術について議論することは重要であり、そのため本会は回を重ねるごとに発展してきたといえるでしょう。

 一方で、本会の原点について考えてみたいと思います。本会創設の起源は、当時の日本不整脈学会の電磁波干渉/不具合に関する検討委員会からの提言であり、学術大会では取り上げづらいデバイス治療の問題点について、じっくり討論する場を提供することが本大会の使命の一つです。思い通りにならなかったことから学べる教訓は、非常に重要です。

 日本不整脈心電学会は医師のみならず、臨床工学技士、看護師、CDRなど多職種の方々が参集して成り立っており、これら多くの医療従事者が協力することで、はじめて適切なデバイス治療を行うことができます。デバイス治療の基本的事項を学ぶ場が減りつつあることを危惧しておりますが、本会がそうした医師を含む多くの医療従事者にとって学びの場になり、我が国におけるデバイス治療の発展に寄与することを願っております。

 横浜の地で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

 

第10回植込みデバイス関連冬季大会

会長 石川利之

(横浜市立大学附属病院循環器内科)