JHRS アブレーション委員会
肺静脈狭窄(PVS)に関するアンケート調査のご報告
JHRS 研修施設493施設にアンケート、206施設(42%)より回答をいただきました。計算上の母集団は概数でAFアブレーション24万件でした。約半数の101施設がPVSの診断経験があり、354症例が報告(0.1%の発生率)されています。カテーテル肺静脈形成術の施行は125例(母集団の0.05%)でした。再狭窄を繰り返す症例もあり、稀ながら外科的肺静脈形成術を要した症例(7例)、肺葉切除を要した例(2例)、多枝閉塞による呼吸循環不全のためECMO管理を要した症例が報告され、極めて稀(0.01%以下)ながら重篤な状況になっている症例があることが明らかとなりました。また、術後慢性期に臨床的に顕在化する合併症であること、疾患概念が十分知られてないことにより、好酸球性肺炎や硬化性縦隔炎などの診断により呼吸器科で加療されていたケースもあり、適切な診断治療までに時間がかかっている状況が伺われました。
本調査内容はJHRS 2025、CVIT-JHRS ジョイントシンポジウムでご報告させていただき、実態の周知と適切な診断治療法の啓発を行いました。
【JHRS2025で発表したスライド】
https://new.jhrs.or.jp/pdf/others/20260224.pdf
カテーテルアブレーション委員会合併症調査部会
部会長 向井 靖
