ここに注目!
Cryoballoon vs radiofrequency ablation in persistent atrial fibrillation: the CRRF- PeAF trial
- 本研究は、国内12施設から登録された499例の持続性心房細動患者を対象に、高周波アブレーションまたはクライオバルーンアブレーションを施行し、1年後の再発率および心機能を比較検討した臨床研究である。
- アブレーション後1年時点での頻脈性心房性不整脈の非再発率は、クライオバルーン群22.5%、高周波群23.2%であり、クライオバルーン群の非劣性が示された。
- 一方で、左房容積係数は高周波群でより大きく減少しており(中央値:-4 mL/m² vs. -11mL/m²)、非再発率が同程度であっても、アブレーションデバイスの種類によって左房形態への影響が異なることが示された。
- 今後の心房細動に対するアブレーション研究においては、非再発率だけでなく、それぞれのアブレーションデバイスやストラテジーの違いが心機能に与える影響についても検討していく必要がある。