演題募集を締切りました。
多数のご応募ありがとうございました。
締切日までは登録した演題を何回でも修正することができます。また、削除することも可能です。締切後は演題の登録、修正、削除等の操作は一切できません。なお、締切直前はホームページへのアクセスが集中いたしますので、演題提出に時間がかかることが予想されます。時間に余裕をもってご応募ください。
※一般演題(メディカルプロフェッショナル)・CDRセッション・メディカルプロフェッショナルセッション(シンポジウム)以外の演題は英文抄録で募集します。こちらよりご登録ください。
講演形態 | タイトル | 発表言語 | |
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一般演題 | - | 日本語 | |
CDRセッション | - | 日本語 | |
シンポジウム 1 | 不整脈治療における患者指導 | 日本語 | |
シンポジウム 2 | 遠隔モニタリングマネージメント | 日本語 | |
シンポジウム 6 | 不整脈治療における鎮静 | 日本語 | |
シンポジウム 8 | アブレーションにおけるノイズ対策 | 日本語 |
※以下は「指定シンポジウム」となります。指名を受けた演者の先生以外は登録できませんので、ご注意ください。
講演形態 | タイトル | 発表言語 | |
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シンポジウム 3 | 遠隔モニタリングのアラート対応 | 日本語 | |
シンポジウム 4 | 発作性心房細動アブレーション治療の選択 | 日本語 | |
シンポジウム 5 | 地域でのスキルアップ | 日本語 | |
シンポジウム 7 | 3D mappingの工夫 | 日本語 |
※演題を修正する際に「新規演題登録」画面を利用すると同一演題が複数登録されてしまいますのでご注意ください。
※発行された個人番号・演題登録番号・パスワードは、登録者ご自身で管理してください。
セキュリティーを維持するため、お問い合わせには一切応じられませんので、必ず保管しておいてください。
不整脈治療における患者指導
Patient guidance in arrhythmia therapy
鵜野 和代 | (宮崎市郡医師会病院 看護科) |
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高橋 勝行 | (倉敷中央病院 臨床検査技術部) |
遠隔モニタリングマネージメント
堺 美郎 | (済生会熊本病院) |
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高垣 勝 | (滋賀県立成人病センター 臨床工学部) |
遠隔モニタリングが我が国に導入され、10年と節目の年になります。導入当初から医師と看護師、臨床工学技士などのメディカルスタッフがチームとして協力し管理を行い、発展しています。2016年度より診療報酬改定にて、遠隔モニタリング管理に対して明確に対価が設定されました。これに伴い医療現場に変化があったのか、また管理体制、遠隔モニタリング活用方法を各施設がどのように行っているかを報告していただき、実際に管理を行っているメディカルスタッフの視点から、遠隔モニタリングにおけるデバイス管理の問題点、課題などを討論したいと考えております。
遠隔モニタリングのアラート対応
前田 明子 | (杏林大学医学部付属病院 循環器内科 不整脈センター) |
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綿引 哲夫 | (東海大学 基盤工学部 医療福祉工学科) |
2015年の米国Heart Rhythm Society Consensus Statementでは、心臓植え込み型デバイス(以下CIEDs)患者の遠隔モニタリングシステム(以下RMS)の使用はClassⅠの適応と示されている。本邦では、2016年の日本不整脈心電学会のステートメントにおいて、CIEDs患者の標準的な管理手段としてRMSの使用が推奨されている。
本邦でもRMSを導入する施設が年々増加している一方で、RMSの導入や運用には、各社で異なるアラートの項目を熟知した医療スタッフが必要となり、医師や臨床工学技士や看護師、医療事務など多くの職種の連携を要すため、運用の継続に苦慮する施設も少なくない。さらには、医療スタッフの状況に応じてワークフローやアラートの対応方法等を、各施設で構築しなければならない。
本シンポジウムでは、RMSでアラートを受信した際のshock作動時の対応、初発の心房細動や心不全関連のアラート対応等に関するワークフローの提示や標準業務手順書(Standard Operating Procedure: SOP)を使用の有無などを含めディスカッションを行うことで、今後、多くの施設のRMSの導入および運用のワークフローの構築に生かしていただきたい。
発作性心房細動アブレーション治療の選択
前川 正樹 | (おもと会大浜第一病院 診療技術部 臨床工学科) |
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中嶋 勉 | (群馬県立心臓血管センター) |
心房細動アブレーションのうち発作性に対するものは、肺静脈隔離を指標として肺静脈周囲をアブレーションする方法が一般的に実施される。この目的を安全かつ確実、また短時間に達成する為に、様々なエネルギーソースが研究開発されて来た。現在、我が国で上市されているのは直接組織にコンタクトし通電、オープンイリゲーションも併用される高周波(RF)カテーテルアブレーション、同じく高周波領域のエネルギーソースをいわゆるバルーンテクノロジーに搭載したホットバルーンアブレーション、冷却剤をバルーンもしくはカテーテルに灌流させ組織を冷却するクライオアブレーションの3種である。これらシステムには一長一短があり、医師が患者背景等を勘案し選択されるのが一般的である。ただ、発作性心房細動アブレーションは既に標準的技法になりつつあり、チームとして安全で円滑に治療実施をサポートする為の業務構築にはシステム選択も大きなファクターとなる。当シンポジウムではコメディカルの目線からシステムの技術的な長所や短所について症例提示を絡め、ディスカッションさせていただく。
地域でのスキルアップ
中川 孝太郎 | (横浜栄共済病院 臨床工学科) |
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井野 裕也 | (京都桂病院 臨床工学科) |
近年、コメディカルによる植込みデバイスや不整脈治療業務が盛んになり、彼らの著しい技術の向上が図られている。この技術の向上には、自施設だけではなかなか成し遂げることが難しい。また、新しいデバイスや治療法も次々に登場し、それらとともにさらに技術を磨いていかなくてはならない。そこで役に立っているのが主に有志で立ち上げられた研究会や勉強会である。これらの団体は基礎から新しい技術に素早く着目し、多くの人たちにその情報などを提供することでコメディカルの業務範囲の拡大、技術の向上に多くの貢献をしている。こうしたことは各団体が知恵を絞り、活動することで学会などではなかなか手の届かないところまで丹念に活動が実施されていること、コメディカルが自ら考えることで新たな着目点ができることでこれまでなかった技術や情報の収集する新たな機会となっていると考える。結果として現在のコメディカルの活躍に寄与している。本セッションではコメディカルの技術、知識の向上に寄与する団体からの活動報告や将来像を知ることや要望をきくことで本学会とも連携が取れ、さらなる発展につながるような時間としたい。
不整脈治療における鎮静
石橋 麻希 | (聖マリアンナ医科大学病院 画像放射線治療センター) |
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梅津 努 | (筑波大学附属病院 看護部) |
カテーテルアブレーション、心臓植込みデバイスは、多くの不整脈患者の治療を目的として発展してきた。しかしこれらの治療は侵襲的治療でありどうしても疼痛が生じる。「はい、今大事なところですから我慢してくださいねー。」こんな言葉を日常的に発してはいないだろうか?しかし近年ではJCI(Joint Commission International)審査においても疼痛管理が非常に重要視されていることからも治療成果と同様に鎮静(疼痛管理)に配慮することは必須である。ゆえに麻酔科管理でのコントロールが理想であるが、殆どの施設では各診療科において、限られた人数の中で様々な工夫を凝らした鎮静方法を講じているのが現状であろう。鎮静薬の投与には綿密な管理が必要となり、看護師の役割は極めて重要となる。患者のバイタルサインの管理を始め、呼吸管理、合併症の早期発見など多岐に渡る。また使用する鎮静剤の知識が必要不可欠であり、その教育体制の構造作りも重要であろう。本シンポジウムでは各施設における鎮静方法や鎮静剤使用に対する看護師の役割などさまざまな視点から発表していただき、優れた点は共有し、自院においてスムーズで安全安楽な手術を施行するための一助となることを期待したい。
3D mappingの工夫
丹生 治司 | (小倉記念病院 検査技師部) |
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土井 房恵 | (東京医科歯科大学病院 MEセンター) |
3Dマッピングシステムの進歩により、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーションの適応が拡大してきた。2000年の3Dマッピングシステム登場以降、多点同時マッピング可能なシステムや、高密度でオープンプラットフォームのシステム、数千ヵ所で自動的にアノテーションが得られるシステムなどが広く使用されるようになった。
本邦の3Dマッピング装置は、CARTO、EnSite、Rhythmiaの3種が存在し、電位取得方法では、Contact mapping、Non-Contact mapping、マップ画像との統合では、CT(MRI)画像、心腔内超音波画像が利用可能なシステムも登場した。さらにContact forceや自動マッピング機能が搭載され、カテーテルアブレーション治療の成功率の向上や再発の低減に役立ってきた。3Dマッピング装置の機能充実にともない、設定するパラメータが大幅に増え3Dマッピング装置の術者の操作は複雑になったが、アブレーションカテーテルの解剖学的な位置の認識や不整脈の詳細な解析に成果を挙げている。
本シンポジウムでは、カテーテルアブレーション治療に従事するメディカルプロフェッショナルの知識の向上と治療成績向上のため、CARTO、EnSite、Rhythmiaのマッピングテクニックについて新しい方法や自施設での工夫などを論じて頂きたい。
アブレーションにおけるノイズ対策
柴田 正慶 | (北海道循環器病院 診療技術部 臨床検査科) |
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一柳 宏 | (名古屋大学医学部附属病院 臨床工学技術部) |
現在、カテーテルアブレーションでは複雑なATやVTの際、波高の小さなfragmentした電位や、先行する非常に小さな電位を指標に焼灼を行うことも少なくない。そのためアブレーションを成功させるためにはノイズのないきれいな電位が必要となるが、アブレーションを行うにはX線透視をはじめ様々な機器が使用され、各々がノイズを出す原因となっている。2012年のJCSガイドラインにも「心内心電位記録装置には心臓カテーテル室の環境によりノイズが発生することがある。ノイズのない鮮明な電位は診断に不可欠である」とある。位置情報の高い3Dマッピング装置を用いてもノイズの入り込んだ電位では頻拍の回路を同定することは難しいであろう。このようにノイズ対策は現在のアブレーションには不可欠であるが、目に見えないノイズの原因を突き止め、対策を行うことは容易ではない。今回のシンポジウムで、どのようなノイズにどのような対策があるかを学び、より精度の高いアブレーションを行うためにノイズ対策を議論したい。
演題申込時に筆頭演者が日本不整脈心電学会の会員であり、かつ平成29年度(平成29年5月1日〜平成30年3月31日)会費納入者であることが必要です。
入会手続きは学会ホームページより入会手続きをおとりください。
日本不整脈心電学会 入会案内:http://new.jhrs.or.jp/membership/
※演題募集締切後2ヶ月以内に会費をお支払いいただけない場合、演題取消の場合がありますのでお気を付けください。
演題登録について
このページの最後にあるボタンから演題登録ページにアクセスして、必要な事項を入力し、送信してください。
カテゴリー
一般演題に登録する場合には、応募演題について、最もふさわしいカテゴリーを下記より選び、演題登録時に該当カテゴリーを選択してください。
1 | メンタルケア |
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2 | 術中・周術期管理 |
3 | 教育・指導・管理 |
4 | クリティカルパス |
5 | 画像検査(CT、MRI等) |
6 | 被ばく |
7 | 生体モニタリング |
8 | 心臓電気生理検査・アブレーション(工夫・役割・ノイズ対策) |
9 | 遠隔モニタリング・デバイスチェック・プログラミング |
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10 | デバイス植込み手技の工夫 |
11 | MRI対応デバイス |
12 | リード |
13 | Case Report |
14 | その他 |
採否について
登録いただいた演題の中から特にすぐれたものを選び、最優秀賞を授与します。
9月17日(日)夕方に開催予定の閉会式の中で発表を行います。皆様奮ってご応募ください。
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近年、不整脈治療は薬剤をはじめとする植込み型心臓デバイス、カテーテル・アブレーションと多岐にわたり、その中で多くのコメディカルがチーム医療の担い手となってきています。不整脈治療における患者とのかかわりの中で患者指導・説明の機会が増えると共に、その重要性も増してきています。薬剤による治療中の患者への指導、植込み型デバイスやカテーテル・アブレーションの治療前後の指導・術前訪問、心臓リハビリテーション、デバイス患者の生活指導や植込み型除細動器の患者においては自動車運転にかかる指導の取り組みなど、各施設で行っているさまざまな患者指導・説明のケースや取り組みの現状を発表頂きより適切な患者指導・説明とは何かを考えていきたいと思います。