日本不整脈心電学会 第15回植込みデバイス関連冬季大会

AIセミナー&AIハンズオン

AIセミナー

AIハンズオン

AIハンズオンは事前予約制で、15名(抽選)の募集です。当日はパソコンを持参してください。 多くの参加希望が見込まれますため、キャンセル厳禁でお願いいたします。

※東北大学の前期試験日程(2月25日、26日)と重複のため、ホテルの予約が難しくなっています。事前に宿泊先を決めたうえでお申込みください。

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AIが不整脈診療を変貌させる

 将棋界の革命児である藤井聡太5冠は、小さい頃からAIを駆使して棋力に磨きをかけたことはよく知られています。私たちが生活している実社会では、大手サプライチェーンの物品管理、金融業界の投資・運用、高速道路の渋滞予想など、AIを活用することで飛躍的な発展を遂げた分野は枚挙にいとまがありません。医学界でもAIは大活躍です。画像診断の精度はすでに人間が太刀打ちできないレベルですし、12誘導心電図だけで左室駆出率や将来の心房細動発生を予測することも可能になりました。今後はAIを応用した研究とそうでない研究との差別化が図られ、AIに精通しない医学研究者は悔しい思いをすることになるでしょう。

 不整脈デバイスは多くのデジタルデータを創出します。そのデータをクラウドサーバーにストレージして相互作用できるようにしたシステムが、遠隔モニタリングです。これ以外にも、私たちの周囲にはAIを活用できるデジタルデータの宝の山がありますが、現状は活用されないまま放置されていることが多いと思います。また、旧式の統計学でデータ解析することにより、実臨床からかけ離れたパラドックスに脚を踏み込んでしまう恐れもあります。AI医学者の養成は急務です。

 多くの医学研究者は「AIの必要性は理解している、でも勉強する方法がわからない」と感じているのではないでしょうか? この新しい共通言語「AI」は、未来の義務教育では幼少時から当たり前のこととして履修されるでしょうが、現代人の私たちは五十の手習いを強いられています。「第15回植込みデバイス関連冬季大会」では、AI研究のトップランナーである東京大学循環器内科の藤生克仁先生が、「AIを学び・使いこなすための教育コース」のプランナーを引き受けてくれました。座学の講演だけでも有用でしょうが、今回はAIを使いこなせるようになりたい研究者のためにハンズオンを企画しました。第一線でAI研究しているエキスパートが指南してくれる魅惑的な少数精鋭コースです。本大会でAIの世界に飛び込んでください。

 基礎や原理が分からなくても、自分で医療データのAI解析ができるようになることを目的に開催いたします。 ハンズオンは、先着15名。1月中旬から募集を開始いたします。当日はパソコンを持参してください。

 令和5年1月

 第15回植込みデバイス関連冬季大会
会長  庄田守男




AI セミナー:AIでの解析で詳細な解析ができる!

第2会場(会議棟2階「萩」)

2月24日(金) 10:35~12:05
【1部】

司会 藤生克仁(東京大学医学部附属病院循環器内科)
   小寺 聡(東京大学医学部附属病院循環器内科)

1.人工知能の概要
   木村仁星(東京大学工学系研究科技術経営戦略学専攻)

2.医療AIにおける基礎
   佐藤雅哉(東京大学医学部附属病院検査部)

2月24日(金) 13:30~15:00 第2会場
【2部】

司会  藤生克仁(東京大学医学部附属病院循環器内科)
    小寺 聡(東京大学医学部附属病院循環器内科)

1.循環器画像領域におけるAIモデル作成の実際
    楠瀬賢也(徳島大学病院循環器内科)

2.AI医療機器開発と臨床現場への社会実装の実際:「研究」を「医療機器」にするまで
    田村雄一(国際医療福祉大学医学部循環器内科学)

AI ハンズオン:「自分でAI解析」ができるようになろう!

ハンズオン特設会場(会議棟 2階「小会議室4」)

2月24日(金) 15:20~18:20(途中休憩あり)

司会    小寺 聡(東京大学医学部附属病院循環器内科)

チューター 澤野晋之介(東京大学医学系研究科内科学専攻、東京大学医学部附属病院循環器内科)
      春口和登(東京大学循環器内科、東京大学工学部システム創成学科)
      佐藤将敬(東京大学医学系研究科内科学専攻、東京大学医学部附属病院循環器内科)

AIハンズオンは事前予約制で、15名(抽選)の募集です。当日はパソコン(Windows、Macいずれも可)を持参してください。
多くの参加希望が見込まれますため、キャンセル厳禁でお願いいたします。