日本不整脈心電学会 第14回植込みデバイス関連冬季大会

心臓植込みデバイスミュージアム
開催延期のお知らせ

 1932年に米国のHymanが考案した “Artificial pacemaker“は手回し発電で心筋を刺激する7.2kgの機械でしたが、その後1960年代になり体内植込み型のペースメーカが製造販売されるようになり、1970年代以降はデバイスの小型化・長寿命化・多機能化が進みました。

 会長企画1「デバイス治療の歴史と将来の展望」の関連企画として、大会会場で世界初の商用ペースメーカや国産初の量産型ペースメーカをはじめ、1960~70年代のペースメーカ等の実物を展示する予定でしたが、デバイス関連冬季大会がweb開催となったため、展示できなくなりました。

 デバイス大会に参加予定であった皆様(特にメディカルプロフェッショナルの皆様)には大変申し訳ありませんが、現段階では本年6月にパシフィコ横浜ノースで開催される第68回日本不整脈心電学会学術大会の場をお借りして展示いたします。詳細につきましては改めて発表させていただきますので、よろしくお願いいたします。

展示例

Medtronic 5850 (Chardack-Greatbatch):Medtronic社製
商用として最初の長寿命植込型ペースメーカ(generator)。

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北大応電型:いわしや森田器械店製
北海道大学応用電気研究所で1964年に開発された水銀電池自蔵型ペースメーカ。
自作機を除けば国産初の量産モデル。

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(いずれも、印旛医科器械歴史資料館/一般財団法人日本医科器械資料保存協会 所蔵)