ご挨拶
ようこそ近未来へ
この度、第9回日本不整脈心電学会植込みデバイス関連冬季大会の会長を務めさせていただく、近畿大学医学部付属病院心臓血管センターの栗田隆志と申します。
今大会のテーマは「拡大するデバイス治療の地平線:New Horizons for Cardiac Device Therapy」とさせていただきました。この言葉は、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所の梶田隆章先生の言葉にヒントを得ました。先生は受賞の際、「知識の地平線の拡大に少しは貢献できたと思っています」と述べられました。この言葉に感銘を受け、表現を少しお借りして考えたものです。
心臓デバイス治療は60年前に産声を上げ、この20年で想像を超える発展を遂げてきました。めくるめく新しい地平線が目の前に迫っては通り過ぎていきます。かつて、私たちが夢見た近未来が今ここに展開されているのです。
今大会は大阪の中心地、グランフロント大阪で開催いたします。大阪の新たな顔として威容を誇る近代的な施設の中で、皆様の興味をくすぐる魅力的なテーマ、トピックスについて存分に語り合いたいと思っております。
もうひとつ、近畿大学といえばマグロ。グランフロントの中核施設であるナレッジキャピタルにも、「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」という名のレストランがあり、近大マグロを召し上がれます。しかしながら、店の前はいつも長蛇の列。そこで今回は大会2日目、17 日のFriday nightにて開催予定の会員懇親会で、近大マグロの解体ショーを行い、存分にご賞味いただくことにいたしました。“千載一遇のチャンス。これに参加しない手はありません!” 交通の便に優れ、近大マグロが楽しめる第9回植込みデバイス関連冬期大会に、万難排して是非ともご参集あれ!
第9回植込みデバイス関連冬季大会
会長 栗田隆志
(近畿大学医学部附属病院心臓血管センター)