講師から皆様へ | Anatomy Theater
心臓病理・解剖教育セミナー
心臓構造には、その形態を呈するに至っただけの機能的な背景が必ず存在します。また、構造の variation を考えるにあたっても、その背景を紐解くことで理解が進む場合もあります。
既に、当然の事として捉えられている教科書的な内容であったとしても、今一度、原点に立ち戻り、その構造を疑問の目を持って見直してみると、ときに、新たな発見があり、大きな展開もあります。ここでは、心室内刺激伝導系(VCS)を、機能も踏まえながらその構造(走行、分布など)を見直し、できるだけ実際に近い形でのその構造の再構築を試みてみます。
セミナー① 2月9日(金)11:10~12:10 第3会場(広島コンベンションホール3階)
心臓構造からみた心室内刺激伝導系では、心室内刺激伝導系(VCS)構造の正確な位置のイメージを考えるとともに、刺激伝導系ペーシング(CSP)の可能性について考えてみます。
セミナー② 2月10日(土)11:10~12:10 第3会場(広島コンベンションホール3階)
心臓構造からみた心臓の中隔では、実際のCSPを施行する場合を想定して心室中隔構造を再考し、右側心室中隔側から見たVCSの捉え方とそのアプローチの方法を考えます。
Anatomy Theater での教育セミナーが、お聴きいただいた皆様方の明日からの臨床にお役立ていただけることを願っている。
井川 修