カテーテルアブレーション関連秋季大会2018

会長挨拶

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会長 住友直方
(埼玉医科大学国際医療センター小児心臓科)
会長 山根禎一
(東京慈恵会医科大学附属病院循環器内科)

 カテーテルアブレーション関連秋季大会2018を11月9日(金)〜11日(日)に、沖縄コンベンションセンターで開催させていただきます。本大会の会長を務めさせていただきますことを大変光栄に存じております。沖縄で大会を開催するのは、日本不整脈学会および日本心電学会の総会を含めても初めてのことになります。

 今回の大会は、30回の節目となる記念すべき大会になります。30年の間にカテーテルアブレーションは、手技、機器ともに目覚ましい発展を遂げました。年間のアブレーション件数は50,000件を越え、世界に類を見ない超高齢社会となった我が国では、さらに増加することが予想されます。その全容を把握することも学会の責務であるため、2017年より、カテーテルアブレーション全例登録プロジェクト(J-ABレジストリ)を開始いたしました。我々不整脈を専門とする医療従事者の責任も増すばかりです。

 11月9日(金)はライブを中継します。小児の症例を含めた高周波アブレーションをはじめ、バルーン技術を用いたアブレーションを行います。他の施設の電気生理学的検査で施行される刺激方法、心腔内心電図の解釈、アブレーション至適部位の決定を実際に見ることは、我が国のアブレーション技術の進歩に大きく役立ちます。また、これからアブレーションを始める方のために教育的な内容も取り入れます。

 11月10日(土)は公開研究会です。一般演題の応募は毎年増え続け、今回の大会ではこれまでで最大の645演題にもなりました。内容的にも興味深いものが多数あるように感じています。終了後は、会場隣のビーチにて「The Beach Party」を開催します。キッチンカーで沖縄料理の数々を出店するほか、東京からは熟成肉も運んで参ります。琉球舞踊などのアトラクションとともにお楽しみください。11月11日(日)のセミナーまで充実した会になるよう努めさせていただきますので、多くの皆様の参加を心よりお待ち申し上げております。

 11月の沖縄は気候的にも過ごしやすい季節です。日頃の疲れを南国の風で洗い流し、次につなげる活力の場にしていただきたいと思います。本大会が、アブレーション治療に携わる医療従事者にとり、実りある機会になることを願っております。