Web版 不整脈学・心電学関連用語集


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Web版 不整脈学・心電学関連用語集について

 循環器病学で用いられる専門用語には特殊なものが多いが、中でも心電学や心臓電気生理学関連の用語は専門性が高く、しばしば難解であるという声を聴く。また近年、複雑多岐な薬理作用を示す抗不整脈薬が数多く開発されてきたことに加え、カテーテルアブレーション・植込み型除細動器・心臓再同期療法などの非薬物治療が急速に進歩し、これら不整脈や心電図異常の治療に関連した新しい用語も次々と登場してきている。そこで日本心電学会ならびに日本不整脈学会では、心電学・不整脈学に特化した専門用語集を編纂することを目的に両学会合同の用語委員会を立ち上げて活動してきた。

 それぞれの専門領域を代表する委員の先生方から特に専門性の高い用語を抽出していただき、英⇔和・和⇔英の翻訳と一部の用語に関しては簡単な解説を加えた。したがって、通常の用語集とは異なり、“心電図”、“心房細動”、“期外収縮”など広く一般化している用語に関しては敢えて取り上げていない。当初は書籍としての出版を考えていたが、使用者の利便性や会員以外のより多くの方々に利用していただくためにWeb版とした。

 この用語集の最大の特徴は、この領域における日進月歩の研究の進展に即応するために、Web版の利点を生かして随時加筆・修正が可能なことである。会員や読者が必要とする新しい用語や新たな解釈が生まれた場合には、日本心電学会の評議員を通して用語委員会にお申し出いただければ、専門委員間の協議を経たのち適宜ホームページ上で加筆・修正が図られる。理解の助けになる図表なども逐次掲載可能である。つまり用語集として常に未完成形であり、本当に自分たちにとって役に立つ良いものを目指して、読者自らの力で育てていくことができるという点はユニークで他に例を見ない。

 この用語集が、両学会の会員のみならず、この領域の学問に興味をお持ちの方々にとって有意義な存在として広く利用され、学問の進歩とともに改良され続けていくことを願っている。

平成24年12月

日本心電学会・日本不整脈学会合同用語委員会
前委員長  加藤貴雄
委員一同