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房室ブロックとは?

 心臓には電気を発生する能力があります。右心房で発生した電気は、房室結節と呼ばれる伝導路を通って心室に伝わります。房室結節に異常が起きると、電気のスピードが遅くなったり途絶えたりして、心拍数が減少します。このような徐脈性不整脈を房室ブロックと呼びます。

原因

 房室ブロックの原因として最も多いのは、加齢による房室結節または周辺の心房筋の変化による伝導障害です。一方、虚血性心疾患、高血圧症、心筋症、電解質異常、甲状腺疾患などの別の疾患が引き金になって起こる場合もあります。

分類

 房室ブロックは、その電気の伝わる程度によって、3段階に分類されます。

■1度房室ブロック

 心房から心室へと伝わる電気のスピードが遅くなった状態です。

■2度房室ブロック

 心房から心室へと伝わる電気がときどき途切れてしまう状態です。

■3度房室ブロック

 心房から心室への伝導路(房室結節)が完全に遮断されている状態です。

症状

 主に、めまいや疲労感、失神などの症状が現れます。1度房室ブロックで軽症の場合は、症状が現れないこともあります。

診断方法

 安静時12誘導心電図検査(標準12誘導心電図検査)、ホルター心電図検査、イベントモニター心電図検査などにより診断します。しかし、心電図検査中に発作が記録できなければ診断できません。そのような場合には、電気生理学的検査を行って発作を誘発して診断することもあります。

治療方法

 虚血性心疾患、高血圧症、心筋症、電解質異常、甲状腺疾患などが原因の場合、それらを治療することで改善する場合があります。また、薬が原因の場合もあるため、服薬している方は医師に相談してください。原因がわからず、失神する、心拍数が減少して心臓の働きに影響するなどの場合には、ペースメーカの植込みを検討します。

服薬している場合は必ず医師に相談を!
薬が原因の場合もあるため、服薬している場合は必ず医師に相談してください。
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