日本医科大学循環器内科 宮内 靖史
房室ブロックとは、心房のペースメーカで発生した電気興奮が心室に伝わるまでの途中で伝導が遅れたり、途絶えたりすることによって心室の収縮頻度、すなわち脈拍数が減少する状態です。 房室ブロックには様々な程度があり、症状のない場合や、めまい、失神、疲労感を伴うことがあります。症状があったり、症状がなくても程度の高いブロックでは恒久的ペースメーカの植込みが必要となります。