心臓の病気について – 不整脈 – 洞頻拍
洞頻拍
日本医科大学循環器内科 宮内 靖史
洞頻拍とは、運動、緊張、興奮、発熱などによって脈拍数が上昇する正常の反応です。しかし、貧血・感染・甲状腺機能などの心臓以外の病気が原因で洞頻拍がおこることがあります。そのような原因によっておこる洞頻拍は、原因になっている病気の治療を行うことによって改善します。
まれに、心臓のペースメーカである洞結節の異常によって発生することがあり、その場合は不適切性洞頻拍と呼ばれ薬物療法やカテーテルアブレーションが行われることがあります。