FAQ(よくある質問と回答)

登録の対象について

Q1:最近植込みが行われた患者さんは登録の対象になりますか?

A1:2014年10月1日以後に植込まれた患者さんが対象となります。

Q2:アップグレードは登録の対象となりますか?

A2:CRT-Pあるいはペースメーカからのアップグレードは試験の性格上対象となります。

Q3:交換は登録の対象になりますか?

A3:植込みは現在のガイドラインに従うという条件のもとに行われるため、交換は対象になりません。

Q4:本研究に登録予定の症例を他の研究と二重に登録することは可能でしょうか?

A4:観察登録のため可能です。

症例登録について

Q1:“アブレーションの成功or不成功”および“基質に対するアブレーションの有・無”の項目について、考え方によってはVTに対するアブレーションはすべて基質に対するアブレーションになるのではないでしょうか?

A1:本研究では、“VTに対するアブレーション”とは、VT中のマッピングが可能な回路を想定して、比較的ピンポイントで行うアブレーションを想定しています。一方、“基質に対するアブレーション”とはVT中のマッピングが不可能で、Voltageマッピングにて線状のアブレーションの部位を決定して洞調律下あるいはペーシング下に行うアブレーションと考えています。

Q2:スピルノラクトンを服用している場合、利尿薬の項目にもマークが必要ですか?

A2:利尿薬は、ループ利尿薬あるいはサイアザイド系利尿薬を想定しています。したがって、スピルノラクトンのみの処方の場合には、利尿薬にマークする必要はありません。

Q3:冠動脈造影(CAG、MDCTも含む)の項目について、AMI(#2 total)に対してステント治療後、#9 75%(保存的に観察)の2枝病変なのですが、LADで登録してよいでしょうか?

A3: 当スタディは、登録時の冠動脈の状態がその後の作動にどう影響を与えるのかを見るための研究なので、この場合は、“1VDのLAD”で登録してください。
冠動脈造影の評価は、登録時のCAGの有意狭窄部位を登録してください。例えば、2VDでRCAとLADに有意狭窄があった場合、PCIで最終的に有意狭窄がLADだけになったら1VDとしてください。なお、治療によって有意狭窄がなくなった場合は、有意狭窄なしをご選択ください。

Q4:経過観察記録の項目「5.観察期間中の臨床背景(主要項目と関連なし)、 (1) 非持続性心室頻拍(NSVT)デバイスメモリーより」の登録について、デバイスメモリーからはNSVT×1なのですが、実際外来に来て解析してみると、上室性の頻拍でした。調査項目には「デバイスメモリーより」と書かれているので、この場合は、「NSVTが有」でEDCに入力すれば良いのでしょうか?

A4: デバイスメモリーはあくまでも参考にとどまります。この場合は、「無」と入力して下さい。「有」と入力するのは、NSVTが実際に起きたときに限ります。