心不全パンデミックに立ち向かう -薬物治療と非薬物治療の融合-

座 長 佐藤 直樹 (かわぐち心臓呼吸器病院)
松本 万夫 (東松山医師会病院/埼玉医科大学国際医療センター不整脈科)

高齢化社会を迎え心不全患者の増加が問題となり、いまや心不全パンデミックといわれています。高齢心不全患者の緩和医療や緩和ケアが叫ばれています。緩和医療とケアはより人間らしい生き方を提供するうえで重要ですが、それとともに心不全改善のため、まだまだやり残されていることがあることに気が付かず見過ごしていることはないでしょうか?今回の日本不整脈心電学会-日本心不全学会のジョイントシンポジウムでは心不全パンデミック立ち向かう(薬物療法と非薬物療法の融合)をテーマに特に非薬物療法(アブレーション、デバイス治療、理学療法)の可能性といまも変わりつつある薬物療法の実際さらに両者の融合の重要性についてそれぞれ専門分野4人の先生方にご登壇いただき現時点における「心不全治療」を紹介していただきます。そこから将来への展望につなげることができればとも思います。本シンポジウムを通じて先生方の日頃の心不全治療にお役立てていただければと思います。たくさんの皆様のご参集をお待ちしています。