臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第5章
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3.TdPECG V037(Holter心電図による記録)記録の中央部分に、数秒間にわたる多形性心室頻拍が見られる。波形の尖った部分に●印をつけてみると、基線を中心に下→上→下→上→下とリボンをねじるように刻々と変化している様子が分かる。典型的なtorsades de pointes型多形性心室頻拍(TdP)である。なお、頻拍前後のリズムは心房細動のようであるが、QT間隔約0.5秒、QTc 0.58程度に著明に延長している。    459

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