第5章 心室性不整脈ECG V029(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ誘導の同時記録)また、C1とC3は特にQRS幅が狭いが、対してC2とC4はややQRS幅が広く、心室頻拍の波形に少し類似しているように見える。C1とC3は、洞結節から下降してきた正常興奮による心拍、C2とC4はそれと心室頻拍興奮との融合収縮(fusion beat)の可能性が考えられる。これも心室頻拍であることを示唆する所見の一つといえる。 436
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