臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第5章
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第5章 心室性不整脈ECG V028(V1、V2、V3誘導を拡大)患者さんが苦痛を自覚しているため基線が動揺し判定を困難にしているが、拡大記録をよく見ると、○で囲んだ部分が少し変形しており、↑の部分にP波と思われる陰性の波が観察される。PP間隔は870msec前後、RR間隔は650msec前後で、それぞれ独立して一定のリズムを示す房室解離の状態にあることが分かる。これらの所見からこの頻拍は心室頻拍と診断することができる。    432

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