臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第5章
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1.心室期外収縮ECG V018(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、aVR、aVL、aVF同時記録)この記録中には、洞収縮と思われる心拍(S)と、QRS幅が広くⅠ、aVLで深いS波及びⅡ、Ⅲ、aVFで高いR波の心拍(E)が見られる。SS間隔は約1.05秒でほぼ一定、S1-S2及びS3-S4間隔はその2倍の約2.1秒である。一方、EE間隔も約1.6秒程度で一定(E4-E5のみ2倍の3.2秒)である。すなわち、本例のEも心室副収縮と診断される。また、E1とE3は洞収縮(S)と副収縮の融合収縮のようである。E4-E5が2倍になったのは進出ブロックによるためと考えられる。    409

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