臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第5章
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1.心室期外収縮ECG V017(モニター心電図による記録)洞調律(S)の間に、↑ に示す心室期外収縮と思われるQRS幅の広く変形した心拍(E1-6)が出現している。先行洞収縮からのEの連結期は、S-E1>S-E2>S-E3> S-E4>S-E5>S-E6と徐々に短くなっているようである。また、E1-E2及びE2-E3の間隔はE3-E4間隔のそれぞれちょうど3倍、2倍に相当し、E3-E4、E4-E5、E5-E6は一定である。すなわち、Eは心室副収縮と判断される。なお、E1及びE2の後(S)の位置にSが見られないのは不応期を脱したタイミングで現れたEの逆行性興奮が洞結節をリセットしたため、(a)、(b)、(c)の位置にEが見られないのは進出ブロックがあるため、とすれば説明できる。  407

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