第5章 心室性不整脈ECG V002(Ⅱ、Ⅲ誘導の一部を拡大)V001とは異なり、心室期外収縮(E)を挟むSS間隔と、挟まないSS間隔とではほとんど違いがない。すなわち、洞周期(SS間隔)の中間に心室期外収縮が入り込んだもので、このような性質を間入性と呼ぶ。心室期外収縮に伴う逆行性心房興奮がないか、もしくは早期に心房の不応期を脱していることで洞結節興奮に影響を及ぼさない場合に見られる所見である。 370
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