4.房室ブロックECG J024(Holter心電図による記録、上段:C5-C5R、下段:II誘導)RR間隔のみから判断すると、R2-R3及びR4-R5が突然短縮しているため、R3、R5は心房期外収縮のように見える。しかし、下段に示すように↑はいずれも洞収縮のP波で、PP間隔は510msec前後とほぼ一定である。また、P3-R2、P4-R3、P6-R4、P7-R5、P11-R7におけるPR間隔も140msec前後と正常である。すなわち、R3、R5は期外収縮ではなく正常収縮で、逆にP2、P5、P8、P10の後のQRS波が突然脱落したMobitz II型第2度房室ブロックと診断される。重症度がまったく異なるので、注意深い観察・診断が必要である。 333
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