4. 房室ブロック・心房心室間の伝導障害を『房室ブロック』と呼ぶ。・伝導障害の程度により、以下のように分類される。 第1度:伝導遅延(PR時間の延長)のみでQRS波の脱落がないもの 第2度:時々QRS波が脱落するもの 第3度:完全に伝導が途絶し、心房と心室が解離してそれぞれ独自の リズムで興奮するもの・第2度のブロックはさらに次の3つに分けられる。 Mobitz Ⅰ型:Wenckebach周期(PR時間の順次延長~QRS脱落~PR 時間回復)を伴うもの Mobitz Ⅱ型:PR時間の順次延長を伴わず突然QRS波が脱落するもの 高度(advanced):QRS波が2拍以上連続して脱落するもの・伝導障害の部位により、次の3つに分けることもある。 ヒス束上:伝導障害が房室結節で起こるもの ヒス束内:伝導障害がヒス束で起こるもの ヒス束下:伝導障害がヒス束より下部で起こるもの
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