第4章 房室接合部性不整脈ECG J003(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、aVR、aVL、aVF同時記録)なお、P波は期外収縮(▼)とは無関係に↓のようにほぼ規則正しく出現している。C部分にも同じ洞性P波があるが、 QRS波内↓の部分に埋もれていると考えられる。すなわち、洞結節は副収縮の影響を受けていないと判断される。では、DのP波の後にQRS波がないのはなぜであろうか? ▼2の副収縮による興奮が房室結節まで逆行し、そこの不応期を残したためと考えれば説明できる。 272
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