臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第3章
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4.心房細動ECG A039(12誘導を6誘導ずつ連続記録)A037と同様、右脚ブロック下方軸でQRS幅は広いが、心拍数が高くなければ心房細動のf波の同定は容易である。なお、Ca拮抗薬(ベラパミル)を用いた心拍数コントロール中には房室伝導が強力に抑えられるため、本例のようにRR間隔がほぼ規則的になることがある。房室伝導を過剰に抑制すると、完全房室ブロックをきたして心拍数40/分前後のRR間隔一定の徐脈(房室接合部補充調律)になることがあるため注意を要する。  185

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