4.心房細動ECG A038(12誘導を6誘導ずつ記録)心拍数180~200/ 分に及ぶQRS幅の広い極端な頻脈を呈している。心室頻拍のように見えるが、RR間隔はまったく不規則である。頻脈のため、基線がほとんどなくf波ははっきりしないが、心房細動らしい。QRS波の立ち上がり部分をよく見ると、↓に示すようにデルタ波と思われる緩やかな波が確認され、WPW症候群に伴う頻脈性心房細動と診断される。偽性心室頻拍とも呼ばれる状態で、速やかに副伝導路に対するアブレーション治療を行った。 183
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