臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第3章
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4.心房細動ECG A033(12誘導を6誘導ずつ連続記録)100/分程度の頻脈で、RR間隔はまったくばらばら、基線が細かく不規則に揺れており、心房細動と診断される。A032との違いは、本例ではf波の興奮頻度が500~600/分と速く、電位は0.1~0.2mVと低電位である。発症からしばらく時間が経過した例でよく見られる所見である。   173

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