臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第3章
6/170

第3章 心房性不整脈ECG A001(Ⅱ誘導の一部を拡大)①~⑤は正常洞収縮である。②と③及び③と④の間隔は一定で、これが洞周期と判断される。①と▼1、④と▼2の間隔は洞周期より短い。すなわち、▼1と▼2はともに期外収縮である。 ▼1、 ▼2のQRS波形は①~⑤の洞収縮と同様で、矢印に示す先行するP波は変形(→異所性P波)している。したがって、心房(上室)期外収縮と診断される。  94

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る