2.異所性心房調律ECG A021(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、aVR、aVL、aVF、及びV1、V2、V3、V4、V5、V6をそれぞれ6誘導ずつ記録)A016と同様、一見洞調律にみえる(○)が、 P波がⅢ、aVF誘導で陰性(↑)、Ⅱ誘導で二相性を示し、やはり異所性心房調律と考えられる。本例ではPR間隔が0.10秒程度と短いことから、房室接合部に近い右心房下部に起源があると推定される。また、冠静脈洞付近に異所性中枢が存在する可能性が考えられることから、特に冠静脈洞調律ということもある。 141
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