臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第3章
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1.心房(上室)期外収縮ECG A011(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、aVR、aVL、aVF同時記録)2拍ずつペアになっており、ECG007に類似した二段脈のように見える。しかし、2拍目のPQRS波はいずれも1拍目とまったく同じ洞収縮で、これは期外収縮ではない。注目すべきは↑で示した2拍目のST部分で、ここに連結期の短い異所性P波が隠れている。これが非伝導性心房期外収縮である。すなわち、洞収縮-洞収縮-非伝導性心房期外収縮という三段脈のリズムであることが分かる。なお、洞周期(S)と回復周期(R)の関係はR=S+2Aで、心房(上室性)期外収縮の特徴である非代償性を示している。   119

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