6.心房静止ECG A061(12誘導を6誘導ずつ連続記録)心拍数43/分の徐脈で、RR間隔は1.38秒で一定である。完全房室ブロックのように見えるが、基線は完全に平坦(○)でP波やF波など心房興奮を表す波はまったく見られない。心房の興奮が完全に消失した全心房静止で房室接合部補充調律を呈していると考えられる。後日、心房各所で高出力電気刺激を試みたが、刺激に反応した心房興奮はまったく観察されなかった。なお、肢誘導は低電位差、V1-V3誘導はQS型ないしpointed R型を示している。拡張型心筋症の患者で記録された。 251
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