第3章 心房性不整脈ECG A060(12誘導を3誘導ずつ記録)心拍数200/分のwide QRS頻拍で、心室頻拍のようである。しかし、ⅢやaVF誘導をよく見ると、規則的な下向きの鋸歯状波(F波)が観察され、F波頻度200/分の1対1伝導の通常型心房粗動であることが分かる。また、胸部誘導において、QRS波とR波の高さが1拍ごとに高低を繰り返す交互脈を呈している。心不全を合併している際などに観察される所見である。 247
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