臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第3章
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第3章 心房性不整脈ECG A058(V1、V2、V3誘導の一部を拡大)肢誘導は電位が低く解析が困難であるので、V1-V3誘導を拡大すると、頻度約300/分の規則的な下向きの心房波(F波)が観察され、心房粗動であることが分かる。伝導比はRR間隔の長い部分が4対1、短い部分が2対1である。2対1が2回続いた後、4対1になるという周期を繰り返すことによって三段脈を呈したと判断されるが、なぜこのような周期性を示すのかはよくわからない。    240

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