4.洞房ブロック・洞停止・洞不全症候群ECG S029(12誘導を6誘導ずつ連続記録)明らかに洞収縮と思われるのはSの1心拍のみである。↓で示す異所性P波が頻度200/分前後で繰り返し出現しているほか、X部分では2〜3秒の洞停止をきたしている。異所性P波は左側ではQRS波を伴わず、右側でもほぼ2:1でQRS波が出現していることからブロックを伴う心房頻拍(PAT with block)と判断される。徐脈と頻脈を繰り返している点から徐脈頻脈症候群と診断され、洞結節と房室結節は抑制されているが心房の異所性興奮は亢進している状態と考えられる。 83
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