4. 洞房ブロック・洞停止・洞不全症候群洞結節で生成された刺激が洞結節周辺組織で途絶し、心房に伝導されない状態を『洞房ブロック』、洞結節における興奮が発生せず、刺激そのものが停止した状態を『洞停止』と呼ぶ。両者を含めて、洞結節の機能(自動能及び伝導能)が低下した病態を『洞不全症候群(Rubenstein type Ⅱ)』と総称する。心房細動など頻脈性不整脈が停止する際に洞停止が起こるものを、特に『徐脈頻脈症候群(Rubenstein type Ⅲ)』と呼び、洞不全症候群の一つとされる。
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