臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第1章・第2章
50/88

心電図 こぼれ話第3話 10,000分の1で10,000倍! ハード、ソフト両面のIT技術の進歩により、最近の心電計は小型軽量化・高機能化が目覚ましい。重量20gを切るHolter心電計も実際に臨床で用いられているが、100年前Einthovenが開発した弦線電流計による心電図記録システムの重量は数百kgもあったという。実に重量10,000分の1の機械で10,000倍以上の情報を得られるようになるとは……。100年間の進歩は10,000×10,000=10億倍ということになる。さらに100年後にはどのような世界が待ち受けているのか。科学技術の飛躍的進歩とそのスピードには、まさに脱帽である。

元のページ  ../index.html#50

このブックを見る