②ⅠⅡⅢ①③V1V2V3V4V5V6aVRaVLaVF28「心房細動」であることは一目瞭然であるが、自動診断ではなぜ上記のような不適切診断に至ったのであろうか。いくつかの要因が組み合わさって不適切診断に至ったと考えられるが、最も大きいのは①のf波の読み落としであろう()。次にP波を探しに行き、②の基線の揺れ()をf波ではなくP波と判断し、PR間隔を540msecと計測して「PR延長」と診断したようである。さらに、③で示すRR間隔の不整()に関しては、心房細動による絶対性不整ではなく、上室期外収縮の2段脈と判定したと考えられる。f波の認識が正確であれば、防げた誤診であろう。読み落とし-3 Answer
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