第8章|臨床心電図解析の実際 - 不整脈関連波形異常編
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24重症不整脈に直結する波形異常編異常U波-8 AnswerⅠⅡⅢaVRaVLaVFV1V2V3V4V5V6長めに記録した胸部誘導をみると、RR間隔が変動しており()、呼吸性洞不整脈のようである。AAAABBCCV3V4V3、V4誘導の一部を縦方向を拡大して観察すると、陰性U波の振幅が変動していることに気付く。RR間隔が長い(A)、中等度(B)、短い(C)に分けてみると、その後の心拍のU波の陰性度がそれぞれ軽度()、中等度()、高度()と変化していることがわかる。不整脈との関連は明らかではないが、陰性U波の成因を考えるうえで、興味深い現象である。

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