第7章|臨床心電図解析の実際 - 不整脈関連波形異常編
6/40

6重症不整脈に直結する波形異常編STT-1 AnswerⅠⅡⅢaVRaVLaVFV1V2V3V4V5V6下壁の急性心筋梗塞発症直後の心電図で、Ⅱ、Ⅲ、aVF誘導において0.3~0.5mVの著明なST上昇が確認される()。明らかな異常Q波はなく、超急性期の所見と判断されるが、突然の房室ブロックや心室不整脈の発現に注意が必要である。なお、鏡像としてV2、V3誘導のST低下もみられる。

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る