第7章|臨床心電図解析の実際 - 不整脈関連波形異常編
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40重症不整脈に直結する波形異常編STT-18 AnswerV1V2V3V4V5V6ⅠⅡⅡⅢaVRaVLaVFV1V5著明なQT延長()と多くの誘導での陰性T波、V4~V6誘導における巨大陰性T波()などがみられる。加えて、最下段に示すV5誘導で最も顕著に観察されるT波振幅の交互変化(陰性T波が深い心拍()と浅い心拍()が交互に現れている)が特徴的である。T波交互脈(T wave alternans:TWA)と呼ばれる現象で、心室細動発生のリスクが高いと考えられている。最近では、目にみえない程度のμVレベルでの交互変化(μV-TWA)をコンピューター解析によって検出する装置が開発され、不整脈リスク評価の目的で臨床応用されている。

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