42重症不整脈に直結する波形異常編QT-18 AnswerⅠⅡⅢaVRaVLaVFV1V2V3V4V5V6多形性心室期外収縮の二段脈を呈している()()。QT間隔()は、期外収縮が重畳しているため正確に計測することはできないが、0.6秒を超えて延長しているのは明らかで、べプリジルの影響が考えられる。V4V5V6拡大してみると、QT間隔が極端に延長し、T波は二峰性で、その頂点あたりで心室期外収縮が起こっていることがわかる()。典型的なR on T型を呈しているが、期外収縮の連結期はほぼ600msecで決して短くはなく、QT延長の結果、通常の連結期の期外収縮がR on T型になってしまったと考えられる。心室期外収縮が多形性であることとあいまって、TdP発生のリスクが極めて高い状態と判断される。
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