第6章|臨床心電図解析の実際 - 不整脈関連波形異常編
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20重症不整脈に直結する波形異常編QT-8 AnswerV1V2V3V4V5V6ⅠⅡⅢaVRaVLaVFリズムは洞調律であるが、連結期の短い心室期外収縮が頻発している。多くの誘導でT波が陰転し、QT/QTc:0.55/0.66程度の著明なQT延長がみられる()。特に、左脚ブロック上方軸型心室期外収縮波形のQT間隔は0.7秒近くまで延長しており、TdP発生のリスクが高いと判断される。

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