16重症不整脈に直結する波形異常編QT-6 AnswerR1E1R2E2QT2QT1高度房室ブロックによる徐脈に伴ってTdPが発生した際の心電図である。注目すべきはR on T型心室期外収縮の起こり方で、E1()ではT波が終了してから期外収縮が発生しているのに対し、E2 ()はまさにT波の頂点で期外収縮が起こっているのがわかる。E1とE2を比較すると、先行収縮からの連結期は0.65秒と0.6秒で、E2がやや早いタイミングで発生していることに加え、先行QT間隔がQT2()で明らかに延長していることがR on Tとなった要因であると考えられる。高度房室ブロックに伴って、R2()の前に長いpauseが形成されたために起こった現象と判断される。このような周期をlong-short cycleと呼ぶ。
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