第6章|臨床心電図解析の実際 - 不整脈関連波形異常編
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14重症不整脈に直結する波形異常編QT-5 AnswerⅠⅡⅢaVRaVLaVFV1V2V3V4V5V6矢印()でP波、四角()でQRS波を示す。2対1房室ブロックで完全左脚ブロックを呈しており、心拍数45/分の徐脈状態である。ⅠⅡⅢⅠ~Ⅲ誘導を拡大した。T波の上にP波が重畳しているが、矢印()で示すP波の形態からみてT波の終了点は上向き矢印()付近にあると考えられ、QT間隔は0.69秒程度まで大きく延長しているようである()。徐脈による生理的QT延長の要素もあるが、心拍数で補正したQTcでも0.58と著明なQT延長状態にあると判断される。

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