第3章｜臨床心電図解析の実際 - 不整脈関連波形異常編

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12重症不整脈に直結する波形異常編J波-4　AnswerV1V2V3V4V5V6ⅠⅡⅢaVRaVLaVFⅠ、aVL、V2誘導でnotch型のJ波（）を認めるほか、V2～V4誘導では早期再分極を示唆する有意のST上昇（）も観察される。J波と早期再分極が同時に観察されることは少なくないが、本例のようにV2、V3誘導でみられる場合はBrugada症候群との鑑別が必要である。Brugada症候群では、通常Ⅰ、aVL、V5、V6誘導などの側壁誘導に特徴的波形が現れることはない。