第2章|臨床心電図解析の実際 - 不整脈関連波形異常編
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18重症不整脈に直結する波形異常編Brugada sign-7 AnswerV1V2V3V4V5V63V13V23V3ⅠⅡⅢaVRaVLaVFV1~V3誘導でST上昇がみられるが、T波はいずれも陽性であり、V1、V2誘導ではr’のあとのST部分は馬の鞍のような形の凹型で、saddle-back型ST上昇と呼ばれる所見を呈している。Brugada型心電図type 2とされるものである。日内・日差変動があるため注意深い観察が必要であるが、第3肋間記録を見ても、3V3誘導でr’が出現している点を除いて、基本的な所見に大きな違いはない。

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