第26回日本不整脈学会学術大会
大会長 家坂 義人      (土浦協同病院 循環器内科部長 院長)

     この度、第26回日本不整脈学会 (Japanese Heart Rhythm Society, JHRS) 学術大会の大会長を務めさせていただくこととなりました。今回は加藤貴雄日本医科大学教授の会長による第28回日本心電学会学術集会、平岡昌和東京医科歯科大学名誉教授の会長による第4回アジア太平洋不整脈学会 (APHRS)(第7回アジア太平洋心房細動シンポジウム、APAFSを含む) との合同学術集会となり、今までにない大きな規模のイベントとなります。大会長のご指名を受けたことは、まことに光栄であると同時に、責任の重さを痛感しております。

     本合同学術集会において、“ Innovative Integration of Science and Art(未来へ向けた知と技の統合)”をテーマとしました。これは不整脈の基礎研究の最先端から臨床の最前線の緊密な連携と統合を図り、不整脈診療における更なる進歩を目指したいとの思いを込めたものであります。

     プログラムは、遺伝性致死性心室性不整脈の基礎研究、臨床診断、最先端治療、ならびに、カテーテルアブレーション・デバイス治療のState of the Artをテーマとしたシンポジウムを中心とし、基礎から治療に至る全分野を網羅するよう企画しております。今回は国際学会との合同学術集会であり、HRS・EHRAとの合同シンポ、世界の第一線の研究者を多数招請し、特別講演、シンポジウム、パネルディスカッッションなど数多く企画しております。さらに若手医師、コメディカル、企業の方々を対象とした研修・教育・ハンズオンコースなども準備しております。

     9月18日から22日まで開催される本合同学術集会を、多くの関連する方々のご参加とご協力を得て、参加する皆様方と不整脈学会にとって大きな実りをもたらすものにしたいと願っております。