第24回日本不整脈学会学術大会
大会長 鎌倉 史郎
(国立循環器病センター 心臓血管内科 部長)

    国立循環器病センターの鎌倉史郎でございます。このたび第24回日本不整脈学会学術大会を担当させていただくことになりました。大変光栄に存じます。
    本学会は、欧米におけるペーシング・電気生理学会の名称変更に伴い、3年前に日本不整脈学会へと改名されましたが、それにつれて不整脈の診断と治療法をデバイスに基づいて検討する学会から、不整脈から心不全に及ぶ病態の診断・治療・教育・研究を包括的に検討する学会へと大きく変貌を遂げました。
    本学術大会は、毎年、参加者と開催規模が拡大し続けておりますが、とくに今回は3年ぶりに第26回日本心電学会学術集会(会長:滋賀医科大学・堀江稔教授)との合同開催となりましたので、不整脈学、心電学、循環器学の、基礎と臨床を含む広範な領域の議題をとりあげる予定としております。
    現在、米国のTomaselli先生、イタリアのPriori先生をはじめとして、不整脈・心不全研究でご高名な国内外約20人の先生方の記念講演、特別講演、ランチョンのほか、シンポジウム、パネルディスカッション、サテライトシンポジウム、教育講演、一般演題、展示、植込み型除細動器(ICD)・ペーシングによる心不全治療(CRT)合同研修セミナー、心臓ペースメーカー技士養成のためのセミナー、各種公開講座、市民公開講座などを計画しております。また、Heart Rhythm Society(HRS) とJHRSとのジョイントシンポジウム、Asia Pacific Heart Rhythm Society(APHRS) とJHRSとのジョイントシンポジウムに加え、CDR(Cardiac Device Representative) 認定制度の発足に併せたCDRセッションを新しく企画しました。さらに、この数年好評を博している心臓の病理展示を行う予定です。
    例年、本学術大会は春に開催されておりますが、今回は2学会の合同集会ということもあり、7月に開催させていただくことになりました。この時期の京都はやや蒸し暑く、移動の際にご不便をおかけすることもあるかと思いますが、日本三大祭りの一つである祇園祭がスタートする時期にもあたり、会場外では春秋とは違った独特の風情を満喫いただけるかと存じます。できるだけ数多くの先生方のご参加をお願い申し上げます。

第26回日本心電学会学術集会
会長 堀江 稔
(滋賀医科大学 呼吸循環器内科 教授)

    京都での第26回日本心電学会学術集会の会長を仰せつかり大変光栄に存じます。本学術集会は、毎年、参加者と開催規模が拡大し続けておりますが、とくに今回は3年ぶりに第24回日本不整脈学会学術大会(大会長:国立循環器病センター・鎌倉史郎先生)との合同開催となりましたので、心電学、不整脈学、循環器学の基礎と臨床を含む広範な領域の議題を取り上げます。そこで、今年の標語は、The Future of Electrocardiology: from Individualization to Integration (心電学の未来:個別化から統合へ)としました。現在、教室員一同、鋭意、準備中です。多くの会員のご参加をお待ちしております。
    国立循環器病センターの先生方と一緒にプログラム編集会議を繰り返し、現時点で、日本心電学会固有の上田英雄記念講演(Peng-Sheng Chen先生)、山田和生招聘講演(Jean Claude Daubert 先生)、学術諮問委員会提言シンポジウム・指定トピックスなどに加えて、米国のGordon F. Tomaselli先生、イタリアのSilvia G. Priori先生をはじめとして、国内外のご高名な約20人の先生による記念講演、特別講演、ランチョンセミナーのほか、シンポジウム、パネルディスカッション、サテライトシンポジウム、ディベート、教育講演、一般演題、展示、各種セミナー、公開講座、市民公開講座などを計画しております。また、特別企画として「臨床医のための心臓生理・心臓薬理学」とパネルディスカッションの「これだけは知っておきたい:不整脈基質への解剖・病理学的アプローチ」を予定いたしました。
    例年、本学術集会は秋に開催されておりますが、今回は2学会の合同集会ということもあり、7月初めに開催させていただくことになりました。この時期の京都はやや蒸し暑く、移動の際にご不便をおかけすることもあるかと思いますが、日本三大祭りの一つである祇園祭の始まる時期にもあたり、会場外ではすこし趣の違った独特の風情を満喫いただけるかと存じます。ぜひ、演題のご応募のほど、よろしくお願いします。それでは、7月に京都でお会いできるのを楽しみにしております。